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遠洋漁業漁師

過酷だがそれ以上の収入が見込める仕事

遠洋漁業漁師というと小林多喜二の小説「蟹工船」や、マンガなどで借金が嵩んだ人が送られる「マグロ漁船」といったなにやら重苦しいイメージを持つ人もいるかもしれません。

日本においては漁獲量の減少やなり手の不足などもよく報じられているところですが、実はこの漁業は収入面に大変恵まれた仕事であったりします。

漁業といっても仕事は一つだけでなく、資格が必要なものや専門的な知識がないと就業が難しいものもあります。
漁業を始めようとする場合、船舶や漁獲のための機材を数多く用意しなくてはならず、またその船を運転したりメンテナンスをしたりする人材を雇わなければいけません。

そのため自分が船長となって漁業をいきなり始めるのは一般的な起業をするよりもかなりハードルが高いです。
しかし一方でなり手が不足しがちな漁業においては、学歴や経験に関係なく体力があればすぐに漁師として雇用してくれるところがいくつもあります。

中学卒業間もないような若い人であっても、見習いとして遠洋漁業漁師として勤務をすることで年収500万円程度はもらえるとされており、ベテラン漁師にもなると年収1000万円以上になるケースもよくあります。

ただし年収が高い分それなりのリスクはあります。
まず一度乗船をするとその後2ヶ月近くずっと海上にいることになってしまうということです。

船酔いをしやすい体質の人はまず耐えることができませんし、2ヶ月近くずっと同じメンバーと狭い船内で共同生活と重労働をするのはなかなか精神的な強さが求められます。

長期間続けている人は案外少ない

遠洋漁業漁師として勤務をしている人の多くはベテランではない勤続2~3年くらいの人です。
これは遠洋漁業漁師は短期間でかなりの年収を得ることができる一方で、長く続けるためには体力と精神力を必要とするからです。

もちろん本当にタフで海上での生活を好んで行うことができる人は10~20年も勤続をするプロを目指すこともできますが、そこまで続けられる人はあまり多くありません。

どちらかというとどうしてもお金が必要であるという人が覚悟を決めて就業するということが多いようです。
実際の仕事では重量のある魚や漁獲機材を扱ったり、厳寒や猛暑にも耐えなくてはいけません。

外界から隔絶されているため、息抜きに飲みに行ったりレジャーをしたりということももちろんできません。
船長を中心とした厳しい上下関係もあり、常に海に落ちないように気をつけるような命がけな仕事でもあります。

ただし洋上だからこその楽しみもあり、中でもとれたての魚や魚卵を使った食事は陸地で食べられるどんなものよりも美味しいといいます。