弁護士

勝ち組と負け組

弁護士といえば高収入な仕事の代表格といえるでしょう。
平均年収は1000万円を超えています。
もちろん、弁護士すべてが高収入というわけではないのですが、多くの方は一般企業で働いているサラリーマンよりも稼いでいる状況といえます。

収入分布で最も多いのは500万円から1000万円の間です。
しかし、2000万円超えや3000万円超えの方も少なくなく、全体の半数近くは1000万円を超えています。
ただし、今後は弁護士の数が増えることが予想されているため、競争が激しくなり、勝ち組弁護士と負け組弁護士とで大きく収入に差が生じる可能性はあるでしょう。

弁護士の主な仕事は民事裁判に関するものです。
依頼人の望むような結果を実現するためにさまざまな仕事をします。
法的権利を主張して、説得力のある主張を考えたり、そのための根拠となる証拠を集めたりします。

きちんと依頼人と話をして、詳しい状況を聞いて、適切な提案をします。
ただし、依頼人の望んでいることが法的権利として認められるかどうかという問題があります。
あまりにも無謀な主張をしている依頼人からの仕事は断るケースもあります。

その他にも法律の専門家としてさまざまな相談に乗ることが多いです。
たとえば悪徳商法に騙されたという方に対しては、法的にどのような行動を取れば、お金を取り戻したり、相手側の悪事を暴けるのかを考えます。
困っている方の味方をするのが弁護士の役目といえるでしょう。

弁護士になるメリットとデメリット

弁護士になるメリットとは何でしょうか。
まず社会的に大きな信頼を得ることができるでしょう。
弁護士になるためには狭き道を進まなければいけず、多くの方は挫折しています。

弁護士になれたということは、それだけでその人の能力を証明することになるのです。
また、弁護士として仕事をすることによって、上手くいけばかなりの高収入を得ることができます。
独立開業して、弁護士事務所を立ち上げることも可能だからです。

法律の専門家として、困っている人のために力になることができるでしょう。
弁護士とは、法律に関するアドバイスをして、窮地に陥っている人を助けるために行動できるのです。
依頼人の望むどおりの結果を得られた時には大きな達成感を味わうことができて、感謝されるでしょう。

デメリットとしては、まず弁護士に本当になれるかどうかの問題があります。
弁護士になることはとても難しいことであり、日本の国家試験の中でも最難関とされています。
たとえ法学部を卒業して、きちんと勉強してきた方であっても、必ず合格するとは限らないのです。

また、これからは弁護士の数が増えていき、競争が激しくなるため、生き残るためには質の高い仕事をすることが重要となります。
弁護士としてのキャリアについてきちんと考えて行動しなければいけないのです。
資格にあぐらをかくことができない状況となるため、人によってはデメリットであると感じるでしょう。