競艇選手

公的なギャンブル

競艇とはモーターボートを走らせて順位を競い合うスポーツのことです。
日本では競輪や競馬、オートレース、競艇が公営競技となっており、公的なギャンブルとして認められています。
競艇に出場している選手のことを競艇選手と呼びます。

競艇選手はボートレーサーと呼ばれることがあります。
選手の数は約1500名であり、そのうち1割は女性となっています。
ただし、競艇の場合は男女関係なく試合に出場することができます。

平均年収は約1600万円程度となっています。
ただし、競艇選手は成績によってクラス分けがされています。
A1とA2、B1、B2という4つのクラスがあり、上のクラスになればよりグレードの高いレースに出場できるようになって、年収も高くなるという仕組みになっています。

ランクがA1の選手は約300名ほどいて、平均年収はなんと約3400万円程度に達します。
A2ランクの場合は選手が300名いて、平均年収は約2000万円程度となっています。
一番下のランクであるB2の場合は平均年収が500万円であり、普通のサラリーマンと変わりありません。

競艇選手はレースに出場して得られる獲得賞金と色々な手当が収入源となります。
実力の世界であり、トップクラスの選手の中には1億円以上の年収を稼いでいる方もいます。
グランプリで優勝することができれば1億円の賞金を獲得できます。
手当としては、ナイター手当や完走手当、悪天候手当といったものがあります。

競艇選手になるメリットとデメリット

まずメリットとしては、そもそも競艇選手を目指している方は競艇が大好きであり、愛しているという人達ばかりのため、自分が選手になれたという事実そのものがメリットでしょう。
多くの観客の中でレースに参加して、見事優勝することができれば、大きな達成感と満足感を得ることができて、自尊心を高められます。
練習はつらいものであり、なかなか勝てない時には精神的に追い込まれることもあるでしょうが、一度勝利の喜びを味わってしまえば、なかなか抜け出せない世界となります。

実力があり、レースで何度も勝つことができるならば高収入を実現できます。
メディアに取り上げられることもあり、引退後も色々な活躍の場が開けるでしょう。

ただし、デメリットもたくさんあります。
なりたいからといって誰でも競艇選手になれるわけではありません。
まずプロの競艇レースに参加するためにはプロテストを受けなければいけません。

また、プロテストを受けるためには体格や視力など色々な条件があるため、それを満たしている必要があります。
たとえプロになれたとしても、なかなか勝ち上がることができなければ、収入を維持するだけでも大変になるでしょう。
レース中に大怪我をしてしまう可能性もあります。

選手寿命もそれほど長いわけではなく、引退後はどのような仕事をして生きていくのかをきちんと考える必要もあります。
このようにデメリットも多いため、そのことをきちんと理解するべきでしょう。