新聞記者

大手企業に入社できれば高収入が望める

平均年収の高い仕事として最後に紹介するのは、新聞記者の仕事です。
新聞記者の仕事によって得られる収入は、働く環境によっても大きく変化することになります。
大手の新聞社であれば平均年収が1200万円を超えるような場合もあり、高い収入に期待して務める事ができる仕事であることが分かります。

この仕事に就くためには、特に決まった資格があるわけではありません。
その代わり、非常に狭き門であるため、他の人よりも自分を採用してもらうことが出来るようなアピールが出来る人物である必要があります。
学歴なども重要な要素の一つとなっている上、新聞社との思想の一致なども重要な要素となるため、自分の適正を考えて就職先を考えなければなりません。

また、新聞記者としての仕事にも、大きく2つの部類があります。
一つは「管理職」で、もう一つは「記者」です。
始めは記者からスタートした人でも、途中で管理職のルートに入る場合もあり、自分のやりたい仕事に合わせてルートを選択できるかどうかも仕事を続けていく上では重要なポイントです。

管理職ルートに入る場合には、デスクと呼ばれる仕事を任されることになります。
これは記者の書いた記事内容について問題がないかどうかをチェックし、手直しの指示などをする仕事です。
さらに昇進することで編集局へ仕事の現場が移っていくことになります。

記者の場合には、取材を通して得た情報を、適切に記事にする必要があります。
情報の取捨選択や、確実性を得るための裏取りなども責任を持って行なわなければなりません。

新聞記者になるには

それでは、実際に新聞記者になるためにはどのような道筋があるのでしょうか。
最初にも述べた通り、新聞記者になるために特別な資格が存在しているわけではありません。
また、特別な学部の卒業などが必要であるわけでもなく、門戸自体は開かれている傾向があります。
中には新聞記者になるための専門学科を用意している大学もありますが、これらを卒業していなければ就職に大きく不利になるわけではありません。

昨今では専門記事の作成を行うことを目的として、専門的な知識を持っている人を優先的に記者採用しているような新聞会社もあります。
その為、自分の学んだ分野によって、それほど大きな有利不利があるわけではありません。

有利になりやすい条件としては「語学力」が高い事が挙げられます。
特に英語力があると、海外の情報を収集しやすくなるため、優先して採用されやすくなる傾向があります。
他の言語についても、習得していればその分情報収集の幅を広くすることが出来るために、やはり重用されやすく、新聞記者としては適正があると言えるでしょう。