ストックビジネスとは?

フリーランスの収入は「ストックビジネス」「フロービジネス」どちらがいいか

フリーランスとして仕事をしていくときにまず最初にしっかり計画しておきたいのがビジネスモデルです。
会社や組織に勤務をしている人のほとんどは、毎月決められた額の給与を受け取るということで生計を立てます。

しかしフリーランスとして仕事をしていく場合には、どこかと必ず決まった金銭を支払ってくれる契約をしていませんので、収益は常に上下することとなります。

よくあるフリーランスの失敗例が、最初にビジネスモデルを考えずに始めてしまうということです。
IT系のSEのやプログラマーなどでは、会社にいて与えられた仕事をこなすことに関しては素晴らしい技術があるという人も、フリーランスでは黙っていて勝手に向こうから仕事が来てくれるわけではありません。

一時的に多く仕事をして大量の金銭を得ても、そこで仕事が途切れて次の仕事が来なければそこで収入がゼロになってしまいます。

ですのでこれからフリーランスとして活動していくなら、「月にいくら位必要か」「どうやって収益を安定化させるか」ということをしっかり計画しておく必要があります。

フリーランスの収入方法として大きく分類できるのが「ストックビジネス」と「フロービジネス」という2つです。

簡単に説明すると「ストックビジネス」とは安定的に定額が入ってくるようにすることで、「フロービジネス」はその都度収入のある成果報酬によるものです。

営業能力やコネクションに自身があり、定期的に仕事が回ってくる人ならばフロービジネスでも問題ないのですが、そうした基盤がない人はむしろ「ストックビジネス」を目指した方がよいと言えます。

フリーランスにおけるストックビジネスのモデル

ストックビジネスはどちらかというと企業収益の上げ方によく使用されます。
わかりやすいのが工業機器などの保守や、レンタル~リースに関する業務です。

そうした業種の場合、最初に契約を結んでおくことでその月に必ずその分の支払いが発生します。
定期契約としてサービスを提供する方法は、電気やガスといったインフラや、携帯電話の通信料などでも使用されています。

個人でできるストックビジネスのモデルとしてはまずWebサイト製作・更新やサーバー管理を請け負うというものがあります。

個人や法人に対してそうした長期契約を取り付けることができれば、かなりフリーランスでも収入を安定させることが可能です。

他にも最近増えている個人でのアパート経営といったものもストックビジネスの一つです。
最初の契約がとれるかどうかが問題になりますが、安定的な収益が出せる軌道に乗れば会社員よりもかなり多額の収入のチャンスが生まれます。