年収1,000万の生活イメージ

年収によって変化する生活

前のページでも紹介した通り、年収1000万円というのは富裕層の基準の一つとなる収入です。
多くの人にとっては、こういった富裕層の人の生活というのは、あまり実態が分からないものなのではないでしょうか。
生活の水準というのは、やはり年収と強く結びついているものであり、年収が高くなると中流階級の家庭とは大きな違いが生じてくることもあります。
それではまず、多くの人によって考えられる所の、年収1000万円の生活のイメージというのはどのようなものになるでしょうか。

年収が高い人の生活をイメージする場合、まずは住居のイメージから行う場合が多いのではないでしょうか。
年収が高ければ、高額な住居であっても生活することが出来る場合が多くなります。
一戸建ての場合には大きな家が、マンションの場合には良い立地の家が想像されることが多いでしょう。
都心付近にあるタワーマンションなどは、こういったイメージを作りやすい場所なのではないかと思います。

次に、仕事についてのイメージです。
年収が高い仕事にも、かなり色々な種類があり、仕事の内容にはばらつきがあります。
ただ、収入が高い人ほど「必死に働いているわけではない」ようなイメージがある場合も多いのではないでしょうか。

この他では、食事のイメージなども重要なポイントとなるでしょう。
高級な食材を使ったり、高級な場所での外食を行ったりと、食事にもお金を掛けるグルメな人が多いというイメージが作られやすいのではないでしょうか。

1000万円生活の実態

それでは、年収1000万円での生活の実態というのはどのようなものになっているのかについて紹介します。
もちろん個人差があるものではありますが、まず重要なのは「実質的な収入額」です。
額面上の年収額が1000万円であったとしても、実際に手元に残るお金というのはここから必要な経費を引いた金額となります。

まずは「税金」として、住民税や所得税などが引かれることになります。
日本は累進課税を導入しているため、収入が高いとその分支払う事になる税金の割合も大きくなり、手元に残る金額が減ることになります。
次に、「社会保険料」として、健康保険や雇用保険、年金などの金額を支払う必要があります。
これらを引き去った場合、手元に残っている金額というのはおおよそ700万円から800万円前後です。

将来のことを考えて貯金や資産運用などを行っている場合、ここからさらに自由に使うことが出来るお金は引かれることになります。
そう考えると、案外自由に使うことが出来ない金額は少なくなり、上記で記入したような豪華な生活ではなく、「一般的な生活」の延長線上にある場合が多くなります。